月経は、3日～7日の日数で、25日～38日くらいの周期をもって繰りかえされるのが通常のサイクルだと考えられています。 この周期が乱れたり、経血量が異常に少なかったり、逆に多くなったりするのが「生理不順」です。 また、生理中に下腹部の痛み、倦怠感、めまい、吐き気、怒りっぽくなる、腰のだるさなどの症状がみられ、 日常生活に支障をきたすほどひどくなってしまうような状態を「生理困難」と言います。

生理不順・生理困難が起こる原因は、女性ホルモンバランスの乱れにあります。 仕事が忙しく過労ぎみであったり、人間関係でストレスを抱えていたり、過度なダイエットで栄養が不足してしまっていたり、 睡眠不足や不規則な生活が続いていたり、身体に過度な負担がかかるような状態あると、ホルモンバランスは乱れてしまいます。 また、東洋医学的な見地からいうと「血虚（けっきょ）」という言葉があります。 身体に必要な血が足りていない状態を表す言葉で、生理不順はこの「血虚」により、月経血のもととなる血が不足しているのです。 また「気虚（ききょ）」という言葉もあります。これは、身体が疲れて、気の回復が追い付かず、気が不足した状態にあることを表した言葉です。 この気虚によって、身体を巡る気が滞ってしまったり、血が滞ってしまうという状態になると、生理不順・生理困難が起こると考えられています。

ポルクス整骨院では、月経周期、経血量だけでなく、全体の症状や所見を東洋医学的に総合的に分析することによって、 病態の「虚実寒熱」を診断していきます。 「虚実寒熱」とは、東洋医学における病気などの症状の状態を表す言葉で、「虚」は体力が落ち、抵抗力が落ちた状態。 「実」は体力が余って、抵抗力がある状態のことです。 「寒」は、身体の冷えなどの症状が出ている状態、「熱」は炎症などで身体が熱を持っている状態を表します。 生理不順・生理困難を起こしている原因を見極め、その根本から改善していきます。